
情報最終更新日:2026年8月30日(今後の発表であわせて更新します)
更新履歴
- 2026年8月30日:初稿公開(8月28日の正式発表内容をもとに作成)
この記事でわかること
2026年8月28日に国土交通省・観光庁が発表した「九州ふっこう応援割」について、対象県、割引率、開始時期、予約方法を整理しました。あわせて、対象になる九州7県の代表的な温泉地も紹介します。予約開始日など未発表の部分は「未発表」とはっきり書き、わかったふりはしません。
九州ふっこう応援割とは
2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震のあと、熊本県だけでなく九州全体で宿泊のキャンセルが相次ぎました。これを受けて国が旅行代金の一部を補助し、観光需要を回復させる支援策として決まったのが「九州ふっこう応援割」です。国土交通大臣が2026年8月28日に正式発表しました。
お金の流れは、国から九州各県へ補助金が渡り、各県が旅行会社や宿泊予約サイト、宿泊事業者を通じて割引価格を旅行者に提供する仕組みです。旅行者が申請書を書く必要は想定されていません。予約サイトで割引後の価格を見て、そのまま予約するだけです。
財源は国土交通省の予備費155億円で、被害状況に応じて各県に配分されます。これは同時期に実施されている「北陸応援割」の約1.5倍の規模です。
2016年の熊本地震のときにも同名に近い「九州ふっこう割」という制度があり、あの時も被害の大きかった県ほど補助率を高くする設計でした。今回の「九州ふっこう応援割」は制度としては別物ですが、この設計を引き継いでいます。
いつから始まる?
2026年10月1日の宿泊分から対象になります。ただし、これは「10月1日に九州全県で一斉に予約が始まる」という意味ではありません。具体的な予約開始日と割引対象期間は、九州の各県がそれぞれ個別に決めて発表する形です。2026年8月30日時点では、各県の予約開始日はまだ公表されていません。
注意したいのは、9月のシルバーウィーク(連休)は対象期間に含まれない点です。開始が10月1日宿泊分からと決まっているため、9月中に旅行する場合はこの割引を使えません。9月に九州へ行く予定がある人は、後述する先行クーポンなど別のキャンペーンを検討したほうがよいでしょう。
対象になる県と割引率
対象は九州7県で、被害の大きかった熊本県・鹿児島県が高い補助率、残り5県がそれより低い補助率という2段階になっています。
| 県 | 割引率(上限) |
|---|---|
| 熊本県 | 最大60% |
| 鹿児島県 | 最大60% |
| 福岡県 | 最大50% |
| 佐賀県 | 最大50% |
| 長崎県 | 最大50% |
| 大分県 | 最大50% |
| 宮崎県 | 最大50% |
割引の上限額
割引率には上限額もあります。1予約1人あたりの目安は次の通りです。
| 旅行のタイプ | 上限額(1人あたり) |
|---|---|
| 宿泊単体(1泊) | 2万円 |
| 交通付き宿泊(1泊) | 2万円 |
| 交通付き宿泊(2泊以上) | 3万円 |
| 周遊型旅行(2県以上をまわる) | 3.5万円 |
たとえば1泊2食で3万円の宿を予約した場合、熊本・鹿児島なら6割引で1万8千円引き、福岡など5県なら5割引で1万5千円引きという計算になりますが、実際の適用額は上限額の範囲内に収まります。
予約はいつから、どこでできる?
申し込みに特別な手続きはありません。国や県に直接申請する制度ではなく、予約サイトで対象プランを選んで通常通り予約するだけの仕組みです。流れは次の通りです。
- 楽天トラベル、じゃらんなどの予約サイト、または旅行会社のサイトを開く
- 「九州ふっこう応援割」対象と表示されているプランを探す
- 通常の予約と同じ手順で予約する(この時点で割引後の価格になる)
現時点(8月30日)でわかっているのは次の点です。
- 予約開始日は各県が個別に設定し、準備の整った事業者から順次受付を始める予定
- 楽天トラベル、じゃらんなど普段使っている予約サイトを通じて利用できる見込み
- 対象になるのは、予約サイト側が「九州ふっこう応援割」対象と表示しているプランのみで、同じ宿でもすべてのプランが対象になるわけではない
- 割引の適用は予約確定前に画面上で必ず確認したほうがよい
すでに旅行を予約している人が今回の割引を後から使えるかどうかは、8月30日時点で公式な案内が出ていません。わかり次第この記事に追記します。
予約サイトの特設ページと、先行クーポンとの違い
2026年8月30日時点で、楽天トラベルやじゃらんに「九州ふっこう応援割」専用の特設ページはまだありません。各県の予約開始日発表にあわせて公開される見込みです。
一方で、これとは別に、楽天トラベルの「熊本・鹿児島 観光応援クーポン」やJTBの「旅で応援!九州クーポン」、じゃらんのセールクーポンなど、9月から使える先行のクーポン企画がすでに配布されています。名前や時期が近いため混同しやすいですが、これらは「九州ふっこう応援割」本体とは別の制度です。9月に九州旅行を予定している人は、応援割の開始を待たずにこうした先行クーポンを使う方法もあります。
「九州ふっこう割」(2016年)との違い
名前が似ているため混同されやすいですが、2016年の「九州ふっこう割」はすでに終了した別の制度です。今回の「九州ふっこう応援割」は、2026年7月の熊本地震を受けて新たに作られた制度で、実施主体や具体的な条件も改めて決まっています。制度設計の考え方(被害の大きい県ほど補助率を高くする)が似ているだけで、同じキャンペーンではありません。
よくある質問
Q. 九州ふっこう割と九州ふっこう応援割は同じキャンペーンですか?
違います。2016年の「九州ふっこう割」はすでに終了しています。今回の「九州ふっこう応援割」は2026年の地震を受けた新しい制度です。
Q. どんな旅行が対象になりますか?
九州7県のいずれかで、1泊以上の宿泊を伴う旅行・宿泊予約サイトの商品が対象です。日帰り旅行は対象に含まれません。
Q. 今すぐ予約すれば割引になりますか?
なりません。予約サイト側で「九州ふっこう応援割」対象と表示されているプランを、各県が定めた予約開始日以降に予約する必要があります。
Q. 割引率50%や60%というのは、旅行代金全体にかかりますか?
旅行・宿泊料金に対する補助率ですが、1人あたりの上限額があるため、高額なプランほど実際の割引率は下がります。
Q. 9月のシルバーウィークに使えますか?
使えません。対象は2026年10月1日の宿泊分からです。9月に旅行する場合は、楽天トラベルやJTBが配布している先行クーポンなど別のキャンペーンを使う方法があります。
温泉旅行に絞って、割引額の目安や宿選びのポイントを知りたい場合は九州ふっこう応援割で温泉旅行はどう変わる?宿選びで押さえておきたいポイントにまとめています。
対象エリアの温泉地
九州7県には、それぞれ名前の知られた温泉地があります。今回の割引が始まれば、こうしたエリアの宿も対象プランに含まれる可能性があります。対象プランが出そろい次第、エリアごとに具体的な宿を紹介する記事を公開していく予定です。
- 大分県:別府温泉、由布院温泉 → (今後公開予定:別府・由布院×ふっこう応援割 対象宿まとめ)
- 熊本県:黒川温泉、阿蘇周辺の温泉 → (今後公開予定:黒川温泉×ふっこう応援割 対象宿まとめ)
- 鹿児島県:指宿温泉、霧島温泉 → (今後公開予定:指宿・霧島×ふっこう応援割 対象宿まとめ)
- 佐賀県:嬉野温泉、武雄温泉 → (今後公開予定:嬉野・武雄×ふっこう応援割 対象宿まとめ)
- 長崎県:雲仙温泉
- 宮崎県:えびの高原温泉
- 福岡県:原鶴温泉
具体的にどの宿が対象プランを出すかは、予約サイト側の発表を待つ必要があります。
この記事の情報について
内容は2026年8月30日時点で公表されている情報にもとづいています。予約開始日や対象プランの詳細は今後変わる可能性があるため、実際に予約する前に各予約サイトや各県の公式発表で最新情報を確認してください。
参考情報
- 観光庁「九州ふっこう応援割」概要資料(一次情報・PDF)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002018975.pdf
- 観光庁・国土交通省の発表(トラベルボイス)https://www.travelvoice.jp/20260828-160419
- 対象県・割引率のまとめ(まちトク)https://www.machi-toku.com/kyushu-ouenwari-2026/
- 上限額のまとめ(トラベル Watch)https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/2136534.html
- 随時更新まとめ(トラベルコ)https://www.tour.ne.jp/matome/articles/j542/
- 日本経済新聞の報道 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA282JN0Y6A820C2000000/
